新LDSは+世代の全てのビームプロファイラー(FM+,BM+,LQM;など)に適応し、パワーメータ(PM, CPM, EC-PM, Cube)でも使用できます。旧世代(FM,LQM,MSM,BM-HQ)はLDS2.98で操作が可能です。
新LDSはLDS2.98を改良したソフトで、大量の測定データを管理できます。そして、より早い測定及び明確に体系化されたユーザインタフェース向けにアルゴリズムを最適化しました。標準アプリケーション向けのユーザガイダンスによりビーム測定がさらに快適になり、ユーザインタフェースのレイアウトはユーザに合わせて個々にカスタマイズが可能です。パワー測定及びビーム伝搬の分析に使いやすいユーザガイガンスが組み込まれているので、ボタンをクリックするだけで、自動測定が可能になります。複数の測定器をLDSに接続し、同時に操作することも可能です。pdfファイル機能により測定結果の文章化が容易にできます。
測定したパワー密度分布を基にソフトが計算し、ビーム位置(重心)、ビーム軸に沿って異なる位置のビーム径をグラフ表示することができます。これらの値よりレイリー長、ビーム半径、ビーム位置、ビーム品質M2、拡がり角、偏角、BPPのような重要なビーム特性を決定します。ユーザは適用規格に準拠し、DIN EN11146に明記されている2ndモーメント又は86%パワーから選択することができます。
新LDSで重要な機能の一つは計算結果の自己診断です。様々なパラメータ(例:測定したコースティックデータのフィット曲線と実際の測定データとのビームサイズの偏差値、フィルファクター、測定時に適用したレイリー長の数、S/N比)を設定した値と比較し、測定が有効であるか、測定結果に信頼性があるかを、オペレータとは別に評価することができます。
さらに様々な評価ツールにより時間の安定性、再生産性、プロセス特徴に関して複雑な分析も可能となります。新LDSは日常的な測定からビーム特性の専門分析まで様々なアプリケーションにおいて便利なビーム診断システムです。
LDSの特長:
・ワンクリックで自動測定
・複数の装置を同時に操作
・大量のデータ/測定値の管理
・ユーザ定義の装置/測定設定のプリセット
・カスタマイズ可能なユーザインタフェースディスプレイ
・高速測定向けにアルゴリズムを最適化
・ロバスト、測定パラメータの表示/評価を自動化、オペレータ及び測定環境に左右されない正確な測定
・広範囲のグラフィック表示、時間の安定性、再生産性、プロセス特徴に関する複雑な分析の評価ツール
・自由にカスタマイズしたレポート結果を簡単に文章化するレポート機能
・暗くて狭い研究室環境に用いられる明暗色彩設計
・リクエストがあれば、特殊な測定アプリケーション(例:3焦点分析)向けの評価ツールを提供